プロテオグリカン
Natural Proteoglycan

商品名

ナチュラルプロテオグリカン(N-PG)

種類

コンドロイチン硫酸プロテオグリカン

原料

北海道産サケ鼻軟骨

商品の形状

ナチュラルプロテオグリカン形状

ナチュラルプロテオグリカン(N-PG)及びバイオマテックジャパンプロテオグリカン(BMJ-PG)は共に乾燥粉末状に加工されています。計量のし易さ、保存性の向上に配慮しました。
プロテオグリカン水溶液は製造しておりません。

用途

化粧品及び健康食品用原料

化粧品成分表示(INCI名)

健康食品成分表示例

鮭鼻軟骨抽出物(プロテオグリカン含有)
鮭は、サケ又はさけでも可。

特徴

  1. 安全・安心素材

    安全・安心素材で、経口摂取可能です。原料はサケ鼻軟骨であり、ウシ・ブタ等の哺乳類に特徴的なBSEや口蹄疫等の心配も、トリに由来するトリインフルエンザの心配もありません。抽出・精製工程において使用されている試薬類は、全て食品添加物として承認されているものです。
    工場はクリーンルームであり、製造管理及び品質管理は食品HACCP及びGMPの基準に準じています。
    原料のサケは、全て北海道内で漁獲されたものです。抗生物質他成長ホルモン剤等を投与されている養殖サケは使用していません。

  2. 副作用リスクフリー

    これまで1件もアレルギーの報告も他の副作用の報告もありません。プロテオグリカンは難消化性ですが、最終的には分解しますので、原則的には副作用はないものと考えられます。
    サケの鼻軟骨は、昔から北海道・東北地方では「氷頭(ひず)なます」という料理で食経験豊かなものです。
    「氷頭なます」以外にも多くの料理に使われております。

  3. 低価格

    他の素材と比較すればKg単価は高いのですが、推奨摂取量は数mgから数10mg程度で、ごく少量の使用で済むので、結果的に製品コストは安くなるだけではなく、1枚、1錠もしくは1カプセル経口摂取するだけですから、エンドユーザーにも喜ばれます。他社製品と比較しても含有率を考慮すれば明らかに安価であることがご理解頂けるものと思います。

  4. 含有率

    固形分中のプロテオグリカン含有率はバイオマテックジャパンプロテオグリカン(BMJ-PG)で90%以上、ナチュラルプロテオグリカンで20%です。
    なお、バイオマテックジャパンプロテオグリカンは、サンクスアイ株式会社の特注品であり、他社には販売できません。

  5. 無味無臭

    BMJ-PG、N-PG共に、ほぼ無味無臭です。
    このため、消臭のための余分な成分を使用する必要もなく、余分な工程も省略でき、ユーザーもまた何の違和感もなく使用することが可能です。

  6. 非加熱製法

    製造の全工程で熱処理していません。
    プロテオグリカンはタンパク質を持っているので、熱を加えるとタンパク質が変性したり分解したりして本来の機能を失ってしまいます。そのため最初の軟骨の取出し作業から最終の袋詰め作業まで、全て非加熱で行なう必要があります。 全工程非加熱で生産できるのは当社だけです。

  7. 添加物フリー

    製品に増量剤(賦形剤)や防腐剤など一切の添加物を加えておりません。

  8. 増量競争フリー

    低分子化された他の栄養成分素材と異なり、プロテオグリカンは多ければ良いというものではなく適量の使用で十分です。従って増量競争は必要ありません。推奨摂取量の範囲内でご使用ください。

含有率

バイオマテックジャパンプロテオグリカン(BMJ-PG)の乾燥品を用い、1mg/mlの溶液を作成しました。分析の結果、グルクロン酸(GlcUA)を0.29~0.303mg/mlを回収しました。これは糖鎖だけであるコンドロイチン硫酸(CS)に換算すると0.792~0.819mg/ml相当です。さらに糖鎖が結合しているコアタンパク質の分を含め、プロテオグリカンに換算すると0.903~0.934mg/mlに相当します。つまり純度90.3%~93.4%と推定することが可能です。
従って、規格書及びSDSでは推定含有率90.0%以上としています。

製造方法

プロテオグリカン製造方法

北海道沿岸で捕獲されるサケの鼻軟骨(氷頭(ひず)と言います)を取り出し、粉砕します。

プロテオグリカン製造方法

粉砕した軟骨及び抽出溶媒をタンクに投入して所定時間攪拌して抽出します。抽出溶媒の種類、濃度、溶媒量、温度、時間、攪拌速度等が厳密にコンピューター管理されています。

プロテオグリカン製造方法

抽出終了後、連続遠心分離機にて個液分離されます。液側にプロテオグリカン水溶液が、個側に非変性Ⅱ型コラーゲンゲルが回収されます。

プロテオグリカン製造方法

いくつかのフィルター装置を通過した後、膜分離装置により、抽出液から低分子の不純物を除去し、プロテオグリカンだけを分離回収します。同時に可能な限り水分を除去し濃縮します。

プロテオグリカン製造方法

濃縮したプロテオグリカン水溶液を真空凍結乾燥機で乾燥し、乾燥品を回収します。さらに、粉砕機でパウダーに仕上げします。

化粧品原料としての特徴

非常に高い保湿性とヒアルロン酸との相性の良さ、さらに他の素材にはないコアタンパク質のC末端に存在する上皮細胞増殖因子(EGF)様部位を訴求できるなど、化粧品原料として魅力溢れる素材です。
EGF単独で使用する場合に比較して、プロテオグリカンの方が有意に細胞増殖効果があることが確かめられています。
特に、化粧水、美容液、ジェル、クリーム、シャンプー、トリートメント等に最適な素材です。
保湿性はヒアルロン酸と比較して30%も上回ることが確認されています。さらにヒアルロン酸よりはるかに長時間保湿性を保持できます。つまり、体内水分の蒸散を防ぎ、外気中の水分を捕捉保持する能力が高いと考えられます。また経口摂取しても肌の保水力及び皮脂量が向上するというモニター試験の結果が発表されています。さらに直接肌に塗布した場合でも経口摂取した場合でも血行(血流)が改善することが確認されています。プロテオグリカンは、体の中からきれいにするという効果が期待されます。

健康食品用原料としての特徴

プロテオグリカンは硫酸化多糖の一種ですが、元々はサケの鼻軟骨であり食品です。
昔から多くの食経験があり、安全な食品です。それに無理に手を加えて低分子化することなく、本来あるがままの高分子の形で使用して頂くことを基本にしています。
低分子化して栄養素として小腸の絨毛から吸収させることを期待しているものではありません。高分子成分の取込み口である小腸のパイエル板上のM細胞から取込ませ、免疫細胞であるマクロファージおよび樹状細胞に免疫抗原として貪食させることを期待しているものです。最初から低分子化すると、絨毛から吸収されM細胞から吸収されないため、免疫細胞に貪食されません。
プロテオグリカンは難消化性であり、胃酸でも容易に分解しません。そのため高分子のまま胃を通過しています。
しかし、小腸では分解酵素の影響を受けるので、ある程度の大きさまでは分解され、その分解物が免疫抗原となってM細胞を通過し、免疫細胞に結合しているものと推測されています。最終的には肝臓で酵素分解されるものと考えられます。しかし、分解されなかったものは、尿中に排泄されます。古い時代の調査ですが、24時間あたりの尿中排泄量は10~15mgと報告されています。
経口摂取した場合でも血行(血流)が改善することが確認されています。プロテオグリカンは、体の中からきれいにするという効果が期待されます。