コラーゲンのペプチド鎖を構成するアミノ酸の配列は、―グリシン―アミノ酸X―アミノ酸Y― という規則性を有しており、グリシンが3残基ごとに繰り返しています。この配列は、コラーゲン様配列と呼ばれ、コラーゲンの特徴です。この1本のペプチド鎖はα鎖と呼ばれ、分子量は約10万ダルトンです。多くの型のコラーゲンでは、このペプチド鎖が3本集まり、お下げ髪を結うときのように撚られており、らせん構造を形成しています。3本集まっているので、分子量は約30万ダルトンです。これがコラーゲンの構成単位であり、トロポコラーゲンと呼ばれています。
Ⅰ型コラーゲンの場合、トロポコラーゲンの長さは約290nm、太さは約1.5 nmです。
熱により3本のペプチド鎖がばらばらに解け、変性し、ゼラチンになります。元のトロポコラーゲンとは物理的にも、化学的にも大きく性質が異なります。